おばんです、昨日の続きです。
MTGという最高にエキサイティングな趣味に出会えたことに、私は感謝しています。
多くの人にMTGを楽しんでもらいたい、もっとプレイ人口を増やしたい・・・
いつかパワー9を含め、再録禁止カードが復刻され多くの人がヴィンテージやレガシーがプレイできるようになれば良いな~
そんな甘い想像をしていた私にとって今現在のMTGのカード価格高騰は耐えがたい現実でした。
「闇の腹心・・・はぃ?ボブ8000円!タルモゴイフ・・・・ええええ20000円!俺買った時3200円だったよ!」
「不毛の大地9000円、184円で何セット買ったっけ?」
今現役のMTGプレイヤーの方々の心情はちょっと私には分かりませんが、高いカード、価値のあるカードを保有しているという優越感は全く湧かず、変わりに私は恐怖しました。
これでは新規ユーザーにヴィンテージを勧めることができない。
ヴィンテ興味ある?オッケー、じゃあ50万くらいある?えーそのデッキは50万んじゃ組めないかも(笑)
そしてそれ以上の問題、根本だ。
これが原因。
「外で遊べない」
要するにフリースペースで対戦なんか出来ない。
何故かって?盗難にあったらどうするの?
私はデッキが盗まれた経験があり、デッキ盗難がどれだけ持ち主にダメージを与えるか非常に良く分かります。
MTGを辞めてしまう、酷いとMTGが嫌いになりカード友達の顔も見たくないというケースも私の周りで過去ありました。
単純にお金目当て、転売を目的とした盗難もありますが私が最も恐れるのは妬みからカードを盗む輩でした。
「デッキのレア度を上げる」
興味ないプレイヤーらすれば「何言ってるんだこいつ?」と言われるでしょう。
俗に言うフルフォイルデッキなども該当しますね。
MTGに限らずカードゲーマーっていう人種は「良くも悪くも抑圧されて生きている」方が多く、オタク=キモいといった風評被害にも悩まされ「癖の有る方」が非常に多いです。
私は友人数人と遊びの延長でヴィンテージをやってましたが、皆欲しいカードが集まり自由にデッキが組めるようになるとデッキの黒枠化や制限カードのフォイル化、基本地形はグルラン化、最低ベータ化させるといった行為・・・・
デッキのおめかしをするようになります。
そういったデッキをデュエルスペースで使用していると、そりゃ目立ちますよね。
「デュアルランド本物初めて見ました!すごいですね!」
「その土地何ですが?3マナ出るんですか!つぇぇ!」
「場に出てる土地だけで一体いくらなんだろう・・・」
私は「いや、はい、まぁ・・・」と適当に受け流したりしてましたが、中にはカード自慢を始めちゃう痛い子もおりました。
カード自慢でしか優越感に浸れない方もいるのは事実ですし。
デュエルスペースには「主」が高確率で住み着いていますが、こいつらが厄介。
主は自分よりカード資産が高いプレイヤーに悪辣に接してきます。
私は昔、都内某カード屋のフリースペースでヴィンテージのワークショップアグロ(スタックスのロック要素が減り重量クリーチャーが多いタイプ)を使用して対戦している時、お店に入り浸ってるスタンプレイヤーからこんな事を言われました。
「ずいぶん金掛けたデッキ使用してますね、いくらくらい使ったのですか?」
「ゲームバランスなんて存在しないヴィンテージで遊んで何が楽しいのですか?」
「昔のカードって絵がダサいですよね?そのカード状態悪すぎないですか?対戦に使用します?常識的にアウトでしょう・・・」
「プレイ技術無くてもカードパワーで勝てるんですよね、うらやましいなぁ」
「引きが全てですね」
私も友人も怒りなど湧かず、あきれ返って苦笑いしていましたが、その様子を見ていた店員からこのスタンプレイヤーの過去の話を聞いて戦慄したのを覚えています。
このスタンプレイヤーもレガシーやヴィンテージを愛するMTGユーザーだったのです。
でもイベントで知り合ったプレイヤーに言葉巧みに騙され、カード資産の殆ど全てを盗まれてしまったそうです。
ヴィンテまで落ちてきたプレイヤーは「本当にMTGが好き」なんでしょう。
本当に好きだからこそ、カード盗難の絶望を味わってもMTGを辞めれなかった。
そんな自分の前に楽しそうにヴィンテージ対戦している他人を見かけたら、そりゃ「一言二言嫌味を言いたくなる気持ち」も分かりますよね。
ヴィンテージやレガシーをやりたくても出来ないプレイヤーも相当存在すると思います。
そういったプレイヤーの前で「自分たちには手の届かないデッキ、まして無駄におめかしされたデッキ」を見て・・・
素直に「すごいなー」って思える人何人いるのでしょうか?
私は「あいつに手に入って、何で俺には・・・」って思うかもしれません…
素直にすごいなーって思える自信が無いです。
敷居は今後も価格の高騰と主に上がり続けるでしょう。
それと比例し、遊べるプレイヤーと遊べないプレイヤーの格差はもっと広がるでしょう。
人間は不思議な生き物で、特定の個人を虐げる時には犬猿の仲であっても手を取り合って結束する生き物です。
プレイ人口が少ないヴィンテージ、対戦相手を求めて遠征すれば当然そういった妬みの視線を向けられる事も確実におきます。
そういった連中が徒党を組んでデッキを盗難する段取りを立てたとき、私は守り切る自身がありません。
このカード高騰が続けば、安心して見ず知らずの対戦相手と楽しく遊ぶことは出来ない日もやってくることでしょう。
「対戦相手のいないカードゲームは糞」
ヴィンテージやレガシーがそうならない為にも何とかいい方法は無いものか?
カードの高騰を知り、そんなことを考えるようになりました。
MTGという最高にエキサイティングな趣味に出会えたことに、私は感謝しています。
多くの人にMTGを楽しんでもらいたい、もっとプレイ人口を増やしたい・・・
いつかパワー9を含め、再録禁止カードが復刻され多くの人がヴィンテージやレガシーがプレイできるようになれば良いな~
そんな甘い想像をしていた私にとって今現在のMTGのカード価格高騰は耐えがたい現実でした。
「闇の腹心・・・はぃ?ボブ8000円!タルモゴイフ・・・・ええええ20000円!俺買った時3200円だったよ!」
「不毛の大地9000円、184円で何セット買ったっけ?」
今現役のMTGプレイヤーの方々の心情はちょっと私には分かりませんが、高いカード、価値のあるカードを保有しているという優越感は全く湧かず、変わりに私は恐怖しました。
これでは新規ユーザーにヴィンテージを勧めることができない。
ヴィンテ興味ある?オッケー、じゃあ50万くらいある?えーそのデッキは50万んじゃ組めないかも(笑)
そしてそれ以上の問題、根本だ。
これが原因。
「外で遊べない」
要するにフリースペースで対戦なんか出来ない。
何故かって?盗難にあったらどうするの?
私はデッキが盗まれた経験があり、デッキ盗難がどれだけ持ち主にダメージを与えるか非常に良く分かります。
MTGを辞めてしまう、酷いとMTGが嫌いになりカード友達の顔も見たくないというケースも私の周りで過去ありました。
単純にお金目当て、転売を目的とした盗難もありますが私が最も恐れるのは妬みからカードを盗む輩でした。
「デッキのレア度を上げる」
興味ないプレイヤーらすれば「何言ってるんだこいつ?」と言われるでしょう。
俗に言うフルフォイルデッキなども該当しますね。
MTGに限らずカードゲーマーっていう人種は「良くも悪くも抑圧されて生きている」方が多く、オタク=キモいといった風評被害にも悩まされ「癖の有る方」が非常に多いです。
私は友人数人と遊びの延長でヴィンテージをやってましたが、皆欲しいカードが集まり自由にデッキが組めるようになるとデッキの黒枠化や制限カードのフォイル化、基本地形はグルラン化、最低ベータ化させるといった行為・・・・
デッキのおめかしをするようになります。
そういったデッキをデュエルスペースで使用していると、そりゃ目立ちますよね。
「デュアルランド本物初めて見ました!すごいですね!」
「その土地何ですが?3マナ出るんですか!つぇぇ!」
「場に出てる土地だけで一体いくらなんだろう・・・」
私は「いや、はい、まぁ・・・」と適当に受け流したりしてましたが、中にはカード自慢を始めちゃう痛い子もおりました。
カード自慢でしか優越感に浸れない方もいるのは事実ですし。
デュエルスペースには「主」が高確率で住み着いていますが、こいつらが厄介。
主は自分よりカード資産が高いプレイヤーに悪辣に接してきます。
私は昔、都内某カード屋のフリースペースでヴィンテージのワークショップアグロ(スタックスのロック要素が減り重量クリーチャーが多いタイプ)を使用して対戦している時、お店に入り浸ってるスタンプレイヤーからこんな事を言われました。
「ずいぶん金掛けたデッキ使用してますね、いくらくらい使ったのですか?」
「ゲームバランスなんて存在しないヴィンテージで遊んで何が楽しいのですか?」
「昔のカードって絵がダサいですよね?そのカード状態悪すぎないですか?対戦に使用します?常識的にアウトでしょう・・・」
「プレイ技術無くてもカードパワーで勝てるんですよね、うらやましいなぁ」
「引きが全てですね」
私も友人も怒りなど湧かず、あきれ返って苦笑いしていましたが、その様子を見ていた店員からこのスタンプレイヤーの過去の話を聞いて戦慄したのを覚えています。
このスタンプレイヤーもレガシーやヴィンテージを愛するMTGユーザーだったのです。
でもイベントで知り合ったプレイヤーに言葉巧みに騙され、カード資産の殆ど全てを盗まれてしまったそうです。
ヴィンテまで落ちてきたプレイヤーは「本当にMTGが好き」なんでしょう。
本当に好きだからこそ、カード盗難の絶望を味わってもMTGを辞めれなかった。
そんな自分の前に楽しそうにヴィンテージ対戦している他人を見かけたら、そりゃ「一言二言嫌味を言いたくなる気持ち」も分かりますよね。
ヴィンテージやレガシーをやりたくても出来ないプレイヤーも相当存在すると思います。
そういったプレイヤーの前で「自分たちには手の届かないデッキ、まして無駄におめかしされたデッキ」を見て・・・
素直に「すごいなー」って思える人何人いるのでしょうか?
私は「あいつに手に入って、何で俺には・・・」って思うかもしれません…
素直にすごいなーって思える自信が無いです。
敷居は今後も価格の高騰と主に上がり続けるでしょう。
それと比例し、遊べるプレイヤーと遊べないプレイヤーの格差はもっと広がるでしょう。
人間は不思議な生き物で、特定の個人を虐げる時には犬猿の仲であっても手を取り合って結束する生き物です。
プレイ人口が少ないヴィンテージ、対戦相手を求めて遠征すれば当然そういった妬みの視線を向けられる事も確実におきます。
そういった連中が徒党を組んでデッキを盗難する段取りを立てたとき、私は守り切る自身がありません。
このカード高騰が続けば、安心して見ず知らずの対戦相手と楽しく遊ぶことは出来ない日もやってくることでしょう。
「対戦相手のいないカードゲームは糞」
ヴィンテージやレガシーがそうならない為にも何とかいい方法は無いものか?
カードの高騰を知り、そんなことを考えるようになりました。
おばんです、はむりです。
今日もハードワークでした、社畜って嫌ですね。
「スタンダートのシングル価格は高くても4000円程度」
私がMTGの対戦を最もしていた1999~2000年はこのような噂をよく聞きました。
ガイア、リシャポ、モノリス、マスティ、ウルザの激怒…
全てスタンダートで大活躍したトップレアですが、高くても4000円~5000円程度でした。
何よりスタン落ちすれば価格は激減し、ショップの特価品コーナーに山積みされる事も多く、絶版カードはスタン落ち後に安く購入するのが私のカード購入方法でした。
時は少し流れミラディン期・・・
ダークスティールが発売して、頭蓋骨締めが使用できるスタンダート環境は私個人的には「大発狂するほど楽しい環境」でした。
レベルの高い練習や高度なプレイ技術が無くても回れば勝てる。
当時ヴィンテージでリアニドラをぶん回していた私にとっては「スタンダートの荒廃」は待ち望んだパワーカードを満載したデッキで対戦相手をぶちのめす最高の快感が味わえる状態でした。
友人たちもみんな親和デッキを使用し内容もサイドも全く同じ、仲間内で親和同士で対戦しながら・・・・
「スタン終わってるわー」とか「電結の荒廃者はダメだろう・・・」などなどゲラゲラ笑いながら遊んでました。
同型対戦のし過ぎで親和慣れした友人は草の根大会で結構いい戦績を残し、もらってきた景品のブースターなどでシールドしたりリミテッドしたりと、この時代は思い出が非常に多いです。
まぁ、その後〆が退場しスタン魅力が激減した為、同行の仲間とヴィンテージに戻って遊ぶ毎日になりました。
この時代の神話デッキのパーツですら高くても電結の荒廃者が4000円行くか行かないか。
親和時代以降、スタンはやってないのでもう10年近く経つのかな?
さらに時は流れ1年ほど前、会社に来ていた派遣社員の青年とパソゲーの話をしている時に「18禁トークン」の話を私がしたためMTGユーザーだとお互いに知ることとなり「今度僕の家に来てくださいよ、対戦しましょう」と言われ後日遊ぶことに。
この時、既に私のヴィンテ仲間は絶滅しており、私もデッキは手元にあるがルールは忘れかけているし、最近のMTG事情は全く知らなかった為、派遣君に「対戦するのは構わないけど俺のデッキ狂ってるけど良いの?普通じゃないよ?」と伝えました。
派遣君は「それでも構いません、僕もデュアルランドとか使うレガシーデッキなので」と答え、私もデュアランを持っているくらい古株なら楽しく遊べそうだと期待して数日後、彼の家で対戦して遊びました。
それでこの時…私が使用したデッキというのが、最後にヴィンテ対戦をした数年前・・・
仲間内の1人が結婚するためMTGを引退しデッキを含め全てのカードを売却する事が決まり
「最後の記念に世界最古のカードゲームであり初めてだからこそ作ることが許された最強のカードを無制限に使用した孤高のデッキで対戦しよう」
という何とも鬼畜な対戦をすることが決まり、私が悩みぬいた末、選んだデッキだったのです。
まぁトリニスタックスに露天鉱床4枚いれたり、血染めの月メインにぶち込んだりしただけですよ(笑)
トリニスフィアは4枚しか入ってないですよ、というデッキだった。
派遣君は「はむりさん!何ですかそれは、デッキじゃないですよ~」と阿鼻叫喚し
私も「ごめん、レガシーのデッキ作るつもりだったのだけど仕事が忙しくて暇が無かったんだ」といいつつ虚空の杯や三なる宝球を1ターン目から連打し思う存分に派遣君の青系のクロックパーミッションを締め上げました(笑)
至福の時間ですねぇ
数回の対戦後、派遣君に「私の持っているカード総数やら内容」に関する尋問を受けたのち・・・・
派遣君「はむりさん!あなたならレガシーのデッキ何でも組めますよ!私と一緒にレガシーの練習して大会に出ましょう!」
と、熱く語られ都内のカードショップへ最近のカードを購入するために出かける羽目に・・・・
私は「どうせ最近のカードなんてバランスよくまとまったスタン向けのカードなんだろうなぁ、買いたくねぇ」と内心穏やかではありませんでした。
派遣君に最近のレガシーデッキについて色々教えてもらいましたが、どうも私は黒系のデッキを好むように思われているらしく
「はむりさんの性格ならポックスデッキなんて良いんじゃないでしょうか?でもシンクホールとか高いですよ、さすがに持ってないですよねー」
と、デッキリストのサンプルみたいなものをスマホで検索し見せてくれました。
ざっと見たとき「4ヴェリアナ」と「4スモポ」書かれたカード以外は所持していたので
「スタン向けのレアカードだと落ちれば1000円程度だろうな…4000円ぐらいの出費なら…まぁいいか」と思いポックスデッキを組むことに。
スモポこと小悪疫はアンコモンとのことで、50円均一アンコのストレージを漁るも見つからず。
派遣君曰く、割と人気カードらしくガラスケースの中に1枚300円程度で売られているのを発見。効果は1/3悪疫、まんまであった。
私は「これに300円は…」と思ったが派遣君が自分の買うカードと一緒に購入用紙に書き込んだせいで強制的に購入する羽目に。
自分で買うと私は言ったものの、派遣君はポイントを貯めるためにどうしても私のカードも一緒に買いたいご様子。
私が「ポイントそんなに貯めたいの?」と核心を突くと派遣君冷静に否定。
色々言っていたが面倒くさいので「同時購入お願いします」と派遣君に小悪疫を購入して頂きました(もちろん金額は請求されました)
派遣君ポイントが溜まって満面の笑み、そして
「はむりさん、次はヴェリアナ4枚ですね、これでポックスデッキ完成です」
とショップ巡りを続行。
このヴェリアナというカード、同時私はMTGの情報をネットで調べる事など全くせず派遣君に丸投げしていた事もありヴェリアナが「ヴェリアナ」という名称のカードだと思っていた。
ましてスマホなんて持ってない超アナログ人間、ガラケーですらネット使用は一切していませんでした。
結局◯◯★のお店が一番安いとの結論になり移動、ヴェリアナ購入は派遣君がポイント欲しさに自ら志願してきたのでお任せし、私は可愛いカードが無いか最近の他社カードゲームのストレージを漁り、アンジュヴィエルジュのラウラと邂逅し「嫁にしよう」と決意した時だった。
派遣君「いやーはむりさん、ヴェリアナ日本語しか在庫無いみたいです、ちょっと値が張るんですけどどうします?」と言ってくる。
この時私は1枚30円のラウラを20枚ほど選別した後、派遣君に「えーと合計でいくらになるの?5000円ぐらい?」と尋ね、派遣君の回答に絶句した。
「はむりさん、5000円じゃ1枚も買えないですよ、9000円です1枚」
私はとっさに「えーフォイル版しか在庫ないの!」と答え
続けて派遣君「いやいやフォイルじゃないですよ、フォイルは1枚20000円以上しますよ」と笑いながら答えます。
私はラウラをシングルカード購入用のかごにぶち込んでヴェリアナを見に行きました。
この時にヴェリアナは「ヴェールのリリアナ」というカード名でライフポイントを持ったエンチャント(場)のようなプレインズウォーカーというカードだと知り、1枚10000円近くするカードだということを知ります。
リリアナだけではありませんでした。デュアルランド、不毛の大地、Force of will、リシャーダの港…
フォーマット落ちした当時数百円で購入できたアンコモンですら数千円するという現実。
デュアルランド・・・・1枚・・・・25000円!!!
店内を「マジか!本当かよ・・・」と呟きながらうろつく私に派遣君は
「じゃあ、はむりさん、ヴェリアナ4枚買っちゃいましょう~」と購入用紙をレジに持って行きそうになるのを必死で止めて
私は店員に最近のMTG状況について色々質問しました。
レアリティ神話レア、ダメージスタック廃止により変異種のような多芸システクリーチャーより純粋な攻撃力を持つ、もしくは強力な持続効果、誘発効果をもつクリーチャーがヴィンテージでも主流だということ、そして昔のようにスタンダートしかやらないプレイヤーは減り、モダンという新たなフォーマットやレガシーの人気が非常に高く、必須カードは年々高くなり続けているという事。
とどめに店員はこう言い放った。
「レガシーのデッキを真面目に組むなら、50万円程度は覚悟しないと駄目かもしれませんね、今後は(笑)」
私はこの時思った。
いずれ私も落ち着いた仕事場に転職し家を買おう。
週末には、気ごころ知れた友人を招いて酒でも飲みながら和気あいあいとヴィンテージ対戦をして下らないネタデッキで笑い、MTGを満喫しようという夢。
もうそれは物理的に無理なんだ。
私は派遣君に「ごめん、もう俺の知ってるカードゲームじゃないよMTG。申し訳ないけどレガシーはやらない」と伝えヴェリアナ購入は見送った。
数万出して買ったカードもある、でもそれは現存枚数が少なく、状態も良く、強力なカードだからだ。
派遣君が言うには平均的にトップレアは5000円以上するのが当たり前とのことでした。
この日を境にネットで本格的にMTGの近況を調べ、更なる事実を知ります。
続く
今日もハードワークでした、社畜って嫌ですね。
「スタンダートのシングル価格は高くても4000円程度」
私がMTGの対戦を最もしていた1999~2000年はこのような噂をよく聞きました。
ガイア、リシャポ、モノリス、マスティ、ウルザの激怒…
全てスタンダートで大活躍したトップレアですが、高くても4000円~5000円程度でした。
何よりスタン落ちすれば価格は激減し、ショップの特価品コーナーに山積みされる事も多く、絶版カードはスタン落ち後に安く購入するのが私のカード購入方法でした。
時は少し流れミラディン期・・・
ダークスティールが発売して、頭蓋骨締めが使用できるスタンダート環境は私個人的には「大発狂するほど楽しい環境」でした。
レベルの高い練習や高度なプレイ技術が無くても回れば勝てる。
当時ヴィンテージでリアニドラをぶん回していた私にとっては「スタンダートの荒廃」は待ち望んだパワーカードを満載したデッキで対戦相手をぶちのめす最高の快感が味わえる状態でした。
友人たちもみんな親和デッキを使用し内容もサイドも全く同じ、仲間内で親和同士で対戦しながら・・・・
「スタン終わってるわー」とか「電結の荒廃者はダメだろう・・・」などなどゲラゲラ笑いながら遊んでました。
同型対戦のし過ぎで親和慣れした友人は草の根大会で結構いい戦績を残し、もらってきた景品のブースターなどでシールドしたりリミテッドしたりと、この時代は思い出が非常に多いです。
まぁ、その後〆が退場しスタン魅力が激減した為、同行の仲間とヴィンテージに戻って遊ぶ毎日になりました。
この時代の神話デッキのパーツですら高くても電結の荒廃者が4000円行くか行かないか。
親和時代以降、スタンはやってないのでもう10年近く経つのかな?
さらに時は流れ1年ほど前、会社に来ていた派遣社員の青年とパソゲーの話をしている時に「18禁トークン」の話を私がしたためMTGユーザーだとお互いに知ることとなり「今度僕の家に来てくださいよ、対戦しましょう」と言われ後日遊ぶことに。
この時、既に私のヴィンテ仲間は絶滅しており、私もデッキは手元にあるがルールは忘れかけているし、最近のMTG事情は全く知らなかった為、派遣君に「対戦するのは構わないけど俺のデッキ狂ってるけど良いの?普通じゃないよ?」と伝えました。
派遣君は「それでも構いません、僕もデュアルランドとか使うレガシーデッキなので」と答え、私もデュアランを持っているくらい古株なら楽しく遊べそうだと期待して数日後、彼の家で対戦して遊びました。
それでこの時…私が使用したデッキというのが、最後にヴィンテ対戦をした数年前・・・
仲間内の1人が結婚するためMTGを引退しデッキを含め全てのカードを売却する事が決まり
「最後の記念に世界最古のカードゲームであり初めてだからこそ作ることが許された最強のカードを無制限に使用した孤高のデッキで対戦しよう」
という何とも鬼畜な対戦をすることが決まり、私が悩みぬいた末、選んだデッキだったのです。
まぁトリニスタックスに露天鉱床4枚いれたり、血染めの月メインにぶち込んだりしただけですよ(笑)
トリニスフィアは4枚しか入ってないですよ、というデッキだった。
派遣君は「はむりさん!何ですかそれは、デッキじゃないですよ~」と阿鼻叫喚し
私も「ごめん、レガシーのデッキ作るつもりだったのだけど仕事が忙しくて暇が無かったんだ」といいつつ虚空の杯や三なる宝球を1ターン目から連打し思う存分に派遣君の青系のクロックパーミッションを締め上げました(笑)
至福の時間ですねぇ
数回の対戦後、派遣君に「私の持っているカード総数やら内容」に関する尋問を受けたのち・・・・
派遣君「はむりさん!あなたならレガシーのデッキ何でも組めますよ!私と一緒にレガシーの練習して大会に出ましょう!」
と、熱く語られ都内のカードショップへ最近のカードを購入するために出かける羽目に・・・・
私は「どうせ最近のカードなんてバランスよくまとまったスタン向けのカードなんだろうなぁ、買いたくねぇ」と内心穏やかではありませんでした。
派遣君に最近のレガシーデッキについて色々教えてもらいましたが、どうも私は黒系のデッキを好むように思われているらしく
「はむりさんの性格ならポックスデッキなんて良いんじゃないでしょうか?でもシンクホールとか高いですよ、さすがに持ってないですよねー」
と、デッキリストのサンプルみたいなものをスマホで検索し見せてくれました。
ざっと見たとき「4ヴェリアナ」と「4スモポ」書かれたカード以外は所持していたので
「スタン向けのレアカードだと落ちれば1000円程度だろうな…4000円ぐらいの出費なら…まぁいいか」と思いポックスデッキを組むことに。
スモポこと小悪疫はアンコモンとのことで、50円均一アンコのストレージを漁るも見つからず。
派遣君曰く、割と人気カードらしくガラスケースの中に1枚300円程度で売られているのを発見。効果は1/3悪疫、まんまであった。
私は「これに300円は…」と思ったが派遣君が自分の買うカードと一緒に購入用紙に書き込んだせいで強制的に購入する羽目に。
自分で買うと私は言ったものの、派遣君はポイントを貯めるためにどうしても私のカードも一緒に買いたいご様子。
私が「ポイントそんなに貯めたいの?」と核心を突くと派遣君冷静に否定。
色々言っていたが面倒くさいので「同時購入お願いします」と派遣君に小悪疫を購入して頂きました(もちろん金額は請求されました)
派遣君ポイントが溜まって満面の笑み、そして
「はむりさん、次はヴェリアナ4枚ですね、これでポックスデッキ完成です」
とショップ巡りを続行。
このヴェリアナというカード、同時私はMTGの情報をネットで調べる事など全くせず派遣君に丸投げしていた事もありヴェリアナが「ヴェリアナ」という名称のカードだと思っていた。
ましてスマホなんて持ってない超アナログ人間、ガラケーですらネット使用は一切していませんでした。
結局◯◯★のお店が一番安いとの結論になり移動、ヴェリアナ購入は派遣君がポイント欲しさに自ら志願してきたのでお任せし、私は可愛いカードが無いか最近の他社カードゲームのストレージを漁り、アンジュヴィエルジュのラウラと邂逅し「嫁にしよう」と決意した時だった。
派遣君「いやーはむりさん、ヴェリアナ日本語しか在庫無いみたいです、ちょっと値が張るんですけどどうします?」と言ってくる。
この時私は1枚30円のラウラを20枚ほど選別した後、派遣君に「えーと合計でいくらになるの?5000円ぐらい?」と尋ね、派遣君の回答に絶句した。
「はむりさん、5000円じゃ1枚も買えないですよ、9000円です1枚」
私はとっさに「えーフォイル版しか在庫ないの!」と答え
続けて派遣君「いやいやフォイルじゃないですよ、フォイルは1枚20000円以上しますよ」と笑いながら答えます。
私はラウラをシングルカード購入用のかごにぶち込んでヴェリアナを見に行きました。
この時にヴェリアナは「ヴェールのリリアナ」というカード名でライフポイントを持ったエンチャント(場)のようなプレインズウォーカーというカードだと知り、1枚10000円近くするカードだということを知ります。
リリアナだけではありませんでした。デュアルランド、不毛の大地、Force of will、リシャーダの港…
フォーマット落ちした当時数百円で購入できたアンコモンですら数千円するという現実。
デュアルランド・・・・1枚・・・・25000円!!!
店内を「マジか!本当かよ・・・」と呟きながらうろつく私に派遣君は
「じゃあ、はむりさん、ヴェリアナ4枚買っちゃいましょう~」と購入用紙をレジに持って行きそうになるのを必死で止めて
私は店員に最近のMTG状況について色々質問しました。
レアリティ神話レア、ダメージスタック廃止により変異種のような多芸システクリーチャーより純粋な攻撃力を持つ、もしくは強力な持続効果、誘発効果をもつクリーチャーがヴィンテージでも主流だということ、そして昔のようにスタンダートしかやらないプレイヤーは減り、モダンという新たなフォーマットやレガシーの人気が非常に高く、必須カードは年々高くなり続けているという事。
とどめに店員はこう言い放った。
「レガシーのデッキを真面目に組むなら、50万円程度は覚悟しないと駄目かもしれませんね、今後は(笑)」
私はこの時思った。
いずれ私も落ち着いた仕事場に転職し家を買おう。
週末には、気ごころ知れた友人を招いて酒でも飲みながら和気あいあいとヴィンテージ対戦をして下らないネタデッキで笑い、MTGを満喫しようという夢。
もうそれは物理的に無理なんだ。
私は派遣君に「ごめん、もう俺の知ってるカードゲームじゃないよMTG。申し訳ないけどレガシーはやらない」と伝えヴェリアナ購入は見送った。
数万出して買ったカードもある、でもそれは現存枚数が少なく、状態も良く、強力なカードだからだ。
派遣君が言うには平均的にトップレアは5000円以上するのが当たり前とのことでした。
この日を境にネットで本格的にMTGの近況を調べ、更なる事実を知ります。
続く
皆さまはじめまして、はむりと申します。
MTGブロガーさんが多いDiaryNoteにてMTGブログを始めます。
暇なときにまったり日記書きます。
とは言っても、人を物理的に選ぶフォーマットであるヴィンテージの事がメインの内容になってしまうのでアレですが・・・・
コメントなどお気軽に。
流石に上記内容だと「どんな奴か」分からん!と思いますので、ざっとMTG歴を書いておきます。
①基本セットの第6版発売と同時にMTGの世界に入る。(1999年4月頃)
②八ヵ月後、苦労してパーツを集めたnWo(ナイトメア型)が盗難にあってしまいカード資産を全て失う。
③2000年1月、失意のどん底であった私にMTG友人達が、要らないカードや人気が全く無い(仲間内で)カードの寄せ集めを譲ってくれる。
④私はMTGを辞める気満々だったが、特に仲のいい友人に懇願され無理やりデッキを組まされる。私は赤バーンかストンピィを作りたかったが、友人たちは仲間内で人気であった白青赤緑のカードは中々トレードしてくれず、レートも高かったので最も不人気で仲間内で「最弱、使いようが無い」とされていた黒を主体としたデッキを組む羽目に。
⑤当時あったホビーショップロータス小手指店のゴミ捨て箱に大量投棄されていた黒のカードを漁って下記デッキを作った。(もう10数年前の話だが真面目に考えてデッキを組んだので未だに覚えています)
デッキ名:スカージデッキ
土地21枚
19沼
1産卵池
1ファイレクシアの塔
クリーチャー28枚
4カーノファージ
4ブラッド・ペット
4走り回るスカージ
4ダウスィーの殺害者
4隠された恐怖
4貪欲なるスカージ
2走り回る怪物
2狂ったスカージ
他、呪文11枚
4暗黒の儀式
3よじれた実験
4恐怖
以上、殆どコモンカードであり当時は手札破壊の重要性なんて気が付かなかった為ハンデスは無し。一応動きは初手に暗黒の儀式があるか無いかで2通り考えていた。
デッキコンセプトは2ターン目3マナ、6ターン以内の勝利です。
⑥このデッキが思っていた以上に強くて、友人たちに徹底的にメタられる。
⑦さらなる速度と攻撃力を考えていたとき、友人たちがカンパとして譲ってくれた糞レアカードの詰め合わせがあったこと思い出して内容を確認する。
⑧やはり黒のカードが圧倒的多く他の色のカードは「想像上のペット」1枚のみで混色デッキは諦める。
⑨ネクロポーテンスというエンチャントに出会ってしまった。
⑩クリーチャーが羽虫の大群3枚のみというネクロディスクを作って友人たちをボコボコにした。結果「スタンダート落ちカードは使用禁止」というお触れが出回り、私の学校でのMTGは一気に衰退した。
しかし私はネクロデッキの全く想像できなかった特異な動きや優れた戦略に感激し「MTGは奥が深すぎる、これは一生遊べる代物だ」と1人で深淵へ歩いていく運命を辿り・・・・・・・・・・
なんちゃってスタン→エクステンデット→type1.5→type1へと下って行った。
⑪学生時代の最後の方は同行の仲間とvintageと名前を変えたフォーマットで遊べる素晴らしい環境にいたがリーマンショックや不景気の影響でMTGを離れる者、結婚費用にカードを売る者、そして最も中が良かった友人はデッキ盗難という最悪の事件が元でMTGを離れた。
⑫現在に至る。
今はもうプレイヤーというより「ただのMTG好き」です。
対戦もしていません。
最近のカード事情とかあまり知りません、こんな私ですが皆さま仲良くして下さい。
長くなってしまいましたが、今日はこの辺で失礼します。
MTGブロガーさんが多いDiaryNoteにてMTGブログを始めます。
暇なときにまったり日記書きます。
とは言っても、人を物理的に選ぶフォーマットであるヴィンテージの事がメインの内容になってしまうのでアレですが・・・・
コメントなどお気軽に。
流石に上記内容だと「どんな奴か」分からん!と思いますので、ざっとMTG歴を書いておきます。
①基本セットの第6版発売と同時にMTGの世界に入る。(1999年4月頃)
②八ヵ月後、苦労してパーツを集めたnWo(ナイトメア型)が盗難にあってしまいカード資産を全て失う。
③2000年1月、失意のどん底であった私にMTG友人達が、要らないカードや人気が全く無い(仲間内で)カードの寄せ集めを譲ってくれる。
④私はMTGを辞める気満々だったが、特に仲のいい友人に懇願され無理やりデッキを組まされる。私は赤バーンかストンピィを作りたかったが、友人たちは仲間内で人気であった白青赤緑のカードは中々トレードしてくれず、レートも高かったので最も不人気で仲間内で「最弱、使いようが無い」とされていた黒を主体としたデッキを組む羽目に。
⑤当時あったホビーショップロータス小手指店のゴミ捨て箱に大量投棄されていた黒のカードを漁って下記デッキを作った。(もう10数年前の話だが真面目に考えてデッキを組んだので未だに覚えています)
デッキ名:スカージデッキ
土地21枚
19沼
1産卵池
1ファイレクシアの塔
クリーチャー28枚
4カーノファージ
4ブラッド・ペット
4走り回るスカージ
4ダウスィーの殺害者
4隠された恐怖
4貪欲なるスカージ
2走り回る怪物
2狂ったスカージ
他、呪文11枚
4暗黒の儀式
3よじれた実験
4恐怖
以上、殆どコモンカードであり当時は手札破壊の重要性なんて気が付かなかった為ハンデスは無し。一応動きは初手に暗黒の儀式があるか無いかで2通り考えていた。
デッキコンセプトは2ターン目3マナ、6ターン以内の勝利です。
⑥このデッキが思っていた以上に強くて、友人たちに徹底的にメタられる。
⑦さらなる速度と攻撃力を考えていたとき、友人たちがカンパとして譲ってくれた糞レアカードの詰め合わせがあったこと思い出して内容を確認する。
⑧やはり黒のカードが圧倒的多く他の色のカードは「想像上のペット」1枚のみで混色デッキは諦める。
⑨ネクロポーテンスというエンチャントに出会ってしまった。
⑩クリーチャーが羽虫の大群3枚のみというネクロディスクを作って友人たちをボコボコにした。結果「スタンダート落ちカードは使用禁止」というお触れが出回り、私の学校でのMTGは一気に衰退した。
しかし私はネクロデッキの全く想像できなかった特異な動きや優れた戦略に感激し「MTGは奥が深すぎる、これは一生遊べる代物だ」と1人で深淵へ歩いていく運命を辿り・・・・・・・・・・
なんちゃってスタン→エクステンデット→type1.5→type1へと下って行った。
⑪学生時代の最後の方は同行の仲間とvintageと名前を変えたフォーマットで遊べる素晴らしい環境にいたがリーマンショックや不景気の影響でMTGを離れる者、結婚費用にカードを売る者、そして最も中が良かった友人はデッキ盗難という最悪の事件が元でMTGを離れた。
⑫現在に至る。
今はもうプレイヤーというより「ただのMTG好き」です。
対戦もしていません。
最近のカード事情とかあまり知りません、こんな私ですが皆さま仲良くして下さい。
長くなってしまいましたが、今日はこの辺で失礼します。